加工食品の表示ルール
国内で製造した加工食品については、
- 容器または包装の見やすいところに一括して表示します。
- 文字の大きさは、8ポイント以上にします。
- 店舗を同一敷地内で製造加工したものを一般消費者に直接販売する場合やレストラン等で飲食させる場合は表示の義務はありません。
- 食品によっては個別に規定が決められているものもありますのでご注意ください。
- 名称
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その加工食品の内容を表す一般的な名称を記載します。
*従って、商品名とイコールにならない場合もあります。
*表示方法が決められているものもあります。
- 原材料名
添加物 -
使用した原材料および添加物の重量の多いものから順に記載します。
原材料と添加物は区分してそれぞれ記載します。
*複合原材料(2種類以上の原材料からなる原材料)については、原材料の後ろに括弧を付け、原材料に占める重量の多いものから順に記載します。括弧内を省略できる場合もあります。
*原材料、添加物が特定原材料を含む場合は、原則として、それぞれの原材料または添加物の直後に括弧を付けて特定原材料名を記載します(個別表示の原則)。
*遺伝子組換え対象農産物については、遺伝子組換え食品の使用の有無を記載します。
- 原料原産地
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原材料のなかで使用量が一番多い原材料の産地または製造地を表示し、その後ろに括弧を付けて対象原材料名を記載します。
*対象原材料が生鮮食品の場合、国産品には「国産」、輸入品には「原産国名」を表示します。
*対象原材料が加工食品の場合、国産品には「国内製造」、輸入品に は「○○製造」(○○には国名が入ります)と表示します。
*原材料名 添加物の欄に表示することもできます。
その場合、産地または製造地を対象原材料の後ろに括弧を付けて記載します。
- 栄養成分と熱量
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たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(塩分相当量で表示)および熱量(カロリー)の量を記載します。
*100g、100ml、1食分、1包装などの食品単位当たりの量を表示しますが、1食分の場合はその重量を併記する必要があります。
- 内容量
重量(g、kgなど)を記載します。
*内容重量で表示する方法のほかに、「1個」、「1食」、「1人前」等内容数量による表示が可能です。
*表示方法が決められているものもあります。
- 期限表示
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賞味期限または消費期限を年月日で記載します。
*賞味期限は美味しく食べられることを保証する期限で保存のきく食品に、消費期限は安全に食べられる期限で傷みやすい食品に使用するのが一般的です。
- 保存方法
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特性に従って「10℃以下で保存」のように記載します。
*常温保存の場合は、省略することが出来ます。
- 食品関連事業者
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表示内容に責任を有する者の氏名または名称および住所を記載します。「製造者」 「加工者」 「輸入者」 のように表示するのが基本ですが、これらの業者との同意の上で「販売者」にすることも可能です。
- 製造者
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製造所の住所および製造者の氏名または名称を記載します。
*食品関連事業者と同じ場合は省略することが出来ます。