食品のアレルギー表示義務と対象品目および違反リスクの管理方法
包装した瞬間から問われるアレルギー表示の義務
食品を製造して一般消費者に販売する際には、食品表示法に基づくアレルギー表示が義務付けられています。容器包装された加工食品では、特定の原材料を含む旨を表示する必要があり、記載漏れは消費者の健康被害につながるおそれがあります。
この記事では、アレルギー表示の対象となる品目や、義務違反に伴う事業継続上のリスクについて解説します。あわせて、製造現場での記載漏れを防ぐための具体的なデータ管理方法もご紹介します。現場の確認手順を整える際の手がかりとしてお役立てください。
アレルギー表示に対応するらくらくシェフの管理システム
らくらくシェフは、複雑なアレルギー表示などの情報管理をシステム化し、記載漏れやミスを防ぐためのクラウドサービスです。手作業やExcelを使った属人的な管理から脱却し、食品表示法に沿った食品表示データの自動作成やレシピ管理、自動原価計算をクラウド上で一括管理できます。
特定原材料をはじめとするアレルギー物質のデータベースを搭載し、レシピどおりに原材料の配合量を入力するだけで、アレルギーの個別表示や重量順の並べ替えを自動で算出します。手計算の手間を省き、見落としがちな二次原料や添加物に含まれるアレルギー情報もシステム内で一元管理することで、法令に沿った商品提供体制の構築をサポートします。
また、商品数や原材料数の登録制限がなく、無制限にデータを登録して利用できる点も強みです。料金は月額換算で3,980円(税別/1年分の銀行一括振込)というコストパフォーマンスの高さで提供しています。1契約につき3ユーザーまで利用でき、離れた店舗間でのレシピ共有にも使えます。飲食店、弁当店、居酒屋、飲料の製造販売など、商品数が増えがちな現場の負担軽減にもつながります。
アレルギー表示の義務がかかる特定原材料と推奨の品目
容器包装した加工食品を販売するとき、アレルギー表示の義務がかかる品目は、法令上の区分で分かれています。
表示が義務となる特定原材料
症例数や症状の重さを踏まえ、えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)の8品目に、令和8年(2026年)4月1日施行の改正でカシューナッツが加わり、計9品目が特定原材料です。お弁当のおかず(揚げ物)の衣、居酒屋の仕出しに使う出汁、乳飲料の原料など、主原料以外にも入り込みます。
なお、カシューナッツの義務表示については2028年3月31日まで経過措置期間が設けられているものの、健康被害の防止のため早めの対応が推奨されています。
表示が推奨される品目
特定原材料に準ずるものとして、アーモンド、あわび、いか、いくら、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、ピスタチオ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、オレンジの20品目が示されています。義務ではないものの、通知により表示が推奨されています。区分は症例調査などを踏まえて見直されることがあります。
二次原料まで品目をたどる理由
調味料、香料、添加物の中に対象品目が残っていることがあります。仕入れ先の規格書で原材料の奥まで確認する手順を揃えることが、記載漏れの抑制につながります。お弁当も飲料も、確認の対象は同じです。
アレルギー表示の義務に違反したときに生じる罰則とリスク
アレルギー表示の義務を果たさないと、行政上の措置だけでなく、回収費用や取引への影響が重なるおそれがあります。
行政からの指示や命令
食品表示基準に沿わない表示の食品は、販売できないとされています。違反とみなされた場合、行政から表示の是正や販売停止などを求められる例が見られます。食物アレルギー表示は、生命や身体への危害に関わる事項として扱われ、緊急のときは回収や業務の停止を命じられる場合もあります。
命令に従わなかったときの罰則
食品表示基準に従わない表示の食品を販売した場合は、2年以下の拘禁刑若しくは200万円以下の罰金が科されます。また、緊急時の回収・業務停止命令に従わない場合は、3年以下の懲役又は300万円以下の罰金が科され、法人に対しては3億円以下の罰金が科されます。公表によって社名が広く知られることにもつながります。個人だけでなく、事業者全体の責任として扱われる点に注意が必要です。
自主回収と取引への影響
表示の誤りが分かったときは、出荷済みの商品を回収する判断を迫られる場面が出てきます。なお、令和3年(2021年)6月1日以降、食品衛生法又は食品表示法に基づく自主回収を行った場合は、管轄の自治体への届出が義務化されています。回収や廃棄の費用に加え、お弁当の卸先、居酒屋の仕出し先、飲料の販売先からの取引見直しにつながるおそれがあります。確認の遅れは、同じ事態の再発を招きます。
アレルギー表示の漏れを防ぐための原材料情報の管理
記載漏れを減らすには、原材料の情報を一箇所に集め、変更のたびに表示へ反映する管理から始めるとよいでしょう。
規格書で二次原料まで確認する
仕入れ先の商品規格書では、主原料だけでなく、二次原料や添加物まで目を通します。お弁当のタレ、居酒屋の昼メニューで使うめんつゆ、飲料の香料や果汁など、名称だけでは品目が判断しにくい材料ほど、規格書の記載を丁寧に確認する必要があります。
レシピや仕入れ先が変わったときの更新
配合を変えたとき、仕入れ先を切り替えたときは、表示データも同じタイミングで見直します。誰が更新するかを決めておき、現場の判断だけに任せないことが、記載のずれを抑えることにつながります。日替わり弁当や季節限定の飲料では、更新の遅れが出てきます。
手作業や表計算ソフトに残る穴
手書きやExcelだけの管理は、担当者の不在や入力漏れで情報が止まる原因です。どれを本番として使うか、現場で食い違うこともあります。レシピと原材料を結びつけておくと、変更が他の商品へ波及する範囲を把握しやすくなります。結果として、確認の抜けを減らすことにもつながるでしょう。
規格書の確認や、配合変更に伴う表示の見直しを、担当者の記憶だけに頼ると、抜けが残りがちです。らくらくシェフは、食品表示法に沿ったレシピと原材料の情報をクラウドサービス上で結びつけ、表示データの作成や規格書の出力をサポートします。まずは最大2ヶ月の無料お試し期間を活用し、実際の使い勝手を確認してください。
【Q&A】アレルギー表示の義務についての解説
- アレルギー表示の義務がある品目と、推奨の品目はどう違いますか?
- 義務の対象は特定原材料の9品目です。特定原材料に準ずる20品目は、通知により表示が推奨されます。区分は症例調査などを踏まえて見直されることがあり、お弁当のおかずの衣や飲料の香料など二次原料に残っていないかも規格書で確認します。
- アレルギー表示の義務に違反すると、どのような処分を受けることがありますか?
- 行政から表示の是正や販売停止などを求められる場合があります。命令に従わないときは罰金や拘禁刑などの罰則が科されることがあり、回収費用や取引への影響も重なるおそれがあります。
- アレルギー表示の漏れを防ぐには、どこまで管理すればよいですか?
- 主原料だけでなく二次原料や添加物まで追い、レシピや仕入れ先が変わったタイミングで表示を見直します。更新担当を決め、手作業やExcelだけに頼らない情報の管理が、抜けの抑制につながります。
アレルギー表示など食品表示法に関するコラム
アレルギー表示の法律義務・違反に関するご相談はらくらくシェフへ
| 社名 | 合同会社(LLC)らくらくシェフ |
|---|---|
| 所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋3-9-8京橋白伝ビル4F (株式会社シンクノア内) |
| 事業内容 | 食品事業者向けクラウドサービスの販売 |
| 企業目標 |
|
| TEL | 090-2745-1344 |
| URL | https://www.rakuchef.net/ |